繊細さんの4つの特徴と長所の活かし方をお伝えしていきます。
周りに繊細な方はいらっしゃいますか?
白紙に裏表があるように繊細さんにも裏表があります。繊細な方とのコミュニケーションで、問題解決になる考え方のヒントをお伝えします。
もくじ
繊細さんによくある4つの特徴
まず、繊細さん(HSP)を提唱したアーロン博士による、繊細さんによくある4つの特徴をお伝えします。
- 人と長時間一緒にいると、疲れてしまう
- まわりに機嫌が悪い人がいると緊張する
- 細かいところまで気づいてしまう
- 疲れやすくて、ステオレスが体調に出やすい
だれもが当てはまりそうな特徴ですが、いかがでしょうか?どれくらい反応するか?程度の問題でしょうか?
1日の大半を気にしすぎたり、真面目すぎたりしてしまう方は、繊細さんかもしれません。
- 気にしすぎ
- 真面目すぎる
5人に1人は繊細さんと言われていますので、実際に多いのでしょう。
例えば、
20人の教室に4,5人は繊細さんです。
100人いれば約20人は繊細さんです。
日本人が作る、こまかい伝統工芸品は世界中で評価されています。もしかして、日本人は繊細な民族かもしれません。
繊細さんの特徴から考えられる4つの長所
繊細さんのネガティブな面を見てきましたが、紙にうらおもてがあるように、次は繊細さんのポジティブな面をお伝えしたいと思います。
①物事の考えが深く処理する
「えっ?そこまで考える?よく考えるなぁ」と関心してしまうこともあれば「そんなことに時間を使ってもったいない」と仕事の場面で思うこともあるかもしれません。
繊細さんの長所の1つ目は物事を深く考え、処理する力です。
例えば、普通の人が投げ出したくなるような、複雑さや細かさに目を向けて本質的なことを考える傾向があります。
そして、人をしっかりと観察することが得意です。そして、対処法を考えます。
だから、「なにか今日はミスしやすそうだ」と感じられたら、フォローしてみよう、声をかけてみるという、といった予防策を立てることが得意です。
繊細さんは問題を回避して、最短で最良の道を見つける能力が高いと言い変えられます。
②過剰に刺激に敏感である
暑さや寒さ、音や光、楽しいイベントでも刺激を受け過ぎたりしてしまうので、一緒に楽しめないツマラナイ人かもしれません。
一人の時間や静かな時間が必要なタイプです。
そんな繊細さんの長所の一つは鋭敏性です。
普通の人は、楽しいイベントを毎日、毎日求めているわけではありません。
ディズニーランドに行って楽しみたいときもあれば、家でゆっくりしたい時もあるものです。
だれもが、穏やかで快適な空間を本能的にもとめてます。
繊細さんの能力を活かすと、香り、光、音などで居心地のよい空間を作り出すことができます。感性がとぎすまされたまれな人ではないでしょうか?
③共感しやすい
共感力が強く、他者の意思や気持ちを察しやすいため、暴力的なニュースなどが苦手な傾向にあります。
映画がテレビが苦手な方もいらっしゃるようです。
共感しやすさが人一倍ある繊細さんの長所の一つに、人とつながりながら、物事をすすめていくことができる力があります。
相手の気持ちを組みとってくれる人は、お友達としても、一緒に仕事をする人としても重宝される人です。
④ささいな刺激を察知する
かすかな心の変化、かすかな匂い、小さな音、相手のトーンや視線の動きに意味を見つけることが得意です。
繊細さんの長所の一番は、感覚が鋭いところにあります。
ささいな幸せ、ささいでも良いものを見つける高い能力をお持ちです。
苦手なことに反応していた感性を、心が豊かになることに反応するように変えるだけで、人生がどんどん良くなっていく可能性を秘めています。
まとめ
繊細さんな人の4つの特徴とその長所を見てきました。
いかがでしたでしょうか?
紙の裏と表のように、特徴から短所も長所も見つけ出すことができます。
繊細さんご自身や、周りにいらっしゃる繊細さんへの見方のヒントになりましたら幸いです。