1ヶ月半で25回ホットヨガを体験してみて、改めてホットヨガとはどのようなものなのかを考えてみました。
スポーツジムやヨガスタジオで経験してきた、常温ヨガとの違いもお伝えしています。
もくじ
ホットヨーガ・ホットヨガの意味とは?
歴史
ホットヨガの歴史は意外と古く、アメリカ合衆国西海岸で1970年代に始まり、日本では2009年ごろから広まってきました。
当初は、畳の部屋を締め切って、暖房と加湿器を最強にするというかなりアナログな方法もあったそうです。
最近では、密閉性の高いヨガスタジオで、マイナスイオンや銀イオンのスチームで湿度を上げたり、ヨガに集中しやすいように室内のライトを暗くするなど細部にまで気が配られています。
ホットスタジオはカビが生えやすい、という衛生面も改善されてきました。
高温多湿の理由
室温35~39度前後、湿度60%前後に保たれた室内で実施する室内環境は、ヨーガ発祥の地インドの気候を真似したとも言われています。
大量発汗
高温多湿の室内でヨガのポーズをとると、大量に発汗します。この、ホットヨガの最大の特徴が汗をかいてスッキリしたい女子に人気となっています。
ポーズの種類
ホットヨガでは体温があがり呼吸に集中しずらくなるため、常温ヨガよりもポーズの種類が少ないと言われています。
仙人のようなポーズができるヨガのプロフェッショナルからみると、少ないと感じるかもしれませんが、ヨガを楽しむレベルの人には十分すぎるポーズ数をとることができます。
メリットに関する神話
ホットヨガの発汗によって「毒素を排出する」「デトックスできる」とよく言われています。
実際には、人間の身体で毒素を排出できるのは内臓のシステムのみで、発汗は毒素を排出する・デトックスできる機能を持ち合わせていません。
デトックスを感じるホットヨガの効果やメリットとは?
美肌効果
ホットヨガで一番効果を感じたのは、エステに通った後のようなツルツルになる美肌効果です。
医学的・科学的には発汗によるデトックス・毒素を排出する効果はありませんが、毛穴の汚れは自然と取れてしまうようです。
ダイエット効果
全く運動をしていない人が、ホットヨガをすればスッキリ感を感じることができます。
ホットヨガは、静かな時間を集中して過ごすのでメンタルが整いやすく、暴飲暴食にはしりがちなストレスにも効果的です。
むくみへの効果
ヨガは古来から伝承された健康法の1つで、体の深部にねじりを入れて内蔵に働きかけたりします。
むくみに効果的なポーズも多数ホットヨガで取り入れられてれています。
肩こりの悩み
肩周り・腰周り・足首周りのほぐしは、ホットヨガのレッスンでも入っています。
ヨガのポーズで血の巡りが良くなるだけでなく、体温が上がり発汗するで、さらに体内の循環がよくなっていると感じます。
水分を多くとるので、めぐりもよくなってくるようです。
お腹の悩み
ホットヨガでは1リットルの水分を摂取するため、お通じが出づらい悩みの解消につながりやすいかもしれません。
腹筋が弱い人は、便秘がちになりやすいので、ヨガで優しく体を鍛えることにより相乗効果が見込めます。
筋肉
社会人アスリート、チア、ダンスなどで筋肉を使っていたり、筋トレをしている方が、ホットヨガだけにした場合、筋肉量は確実におちます。
筋肉は負荷によって増強されるからです。
日々運動する習慣がない人がホットヨガをした場合、徐々に筋肉がついてきます。
冷え性
ホットヨガでは体温が上がりやすいため、冷え性の改善にもつながりやすいです。
気温に合わせて体温を調節できる身体機能が回復したり、ヨガのポーズで体の使い方が改善されてくると、基礎代謝も上がってきます。
ホットヨガ向かない人(デメリット)
汗をかきたくない・窓がない・暗めの部屋はイヤ・楽しくワイワイヨガをしたい・シャワーを浴びたくない方はホットヨガに向いていない方です。
ナチュラルホットヨガのご紹介
ナチュラルホットヨガというホットヨガと常温ヨガの中間のヨガがあります。
床暖房で加温するため、足元からじんわりと穏やかな温かさが伝わります。スタジオ内の温度は28℃前後に保たれているため、ホットヨガよりも7度ほど低い設定です。
ホットヨガでは汗をかきすぎて、体や呼吸が辛いという方でも、気持ちよくレッスンを受られるようです。
ホットヨガと常温ヨガの違いは何?
常温ヨガのメリット
どこでもできる
場所を選ばないためアウドドアで気持ちよくヨガをすることもでいます。
「大自然でヨガ」や「リトリート(日常から離れてヨガをすること)」をすることでリフレッシュしやすいですが、天候に左右されるというデメリットもあります。
呼吸法による効果
エネルギッシュでアクティブになれる”常温でのみ行える呼吸法”があります。
ホットヨガと常温ヨガの違い
ホットヨガと常温ヨガの違いを表にまとめてみました。
ホットヨガ | 常温ヨガ | |
場所 | 室内 | 室内・室外 |
窓 | なし | あり・なし |
気密性 | あり | なし |
明るさ | 暗め | 明るめ |
温度・湿度 | 35度 60% | 常温 |
ヨガのポーズ | ヨガのプロレベルにとっては少なめ | 仙人レベルまで可 |
呼吸 | 胸式・腹式呼吸 | 自由 |
爽快感 | あり | あり |
発汗 | 大量 | 普通か無し |
シャワー | 自由 | 自由 |
ウェア | 自由 | 自由 |
水 | 1リットル以上 | 自由 |
大きく異なる点は、温度湿度の設定による発汗の違い、水分の量です。
どちらのヨガにしても、汗はしっかり流しておかないと、肌トラブルになるとも言われています。汗で肌が汚れたらすぐに流すように注意は必要です。
まとめ
ホットヨガとはどんな意味なのか、歴史やメリット・デメリットをお伝えしてきました。
ヨガにご興味がある方向けに「ホットヨガ・常温ヨガの違い」を一覧にしてみましたので、どちらのヨガがご自身に合っているかチェックしてみてください。